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コレステロール負荷高応答のサルの遺伝子基礎

研究課題

研究課題/領域番号 07680683
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機能生物化学
研究機関京都大学

研究代表者

竹中 修  京都大学, 霊長類研究所, 教授 (00093261)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワードコレステロール / コレステロール負荷高応答 / 霊長類 / 疾患モデル / カニクイザル / LDLレセプター / 疾患遺伝子基礎 / 脂質代謝 / LDL / マカカ属サル / 高脂血 / 実験モデル
研究概要

高脂血症のモデル動物としてのサル類の可能性を調べるために、予備試験を行った。十頭のカニクイザルを用いてコレステロール負荷実験を行ったところ、通常の飼育条件で、わずか0.1%のコレステロールを含有する固形試料を与えると、二個体は100mg/dlのレベルを維持したのに対し、投与前200mg/dlの二個体では投与4週めには400mg/dlのレベルに達し、他の個体はその中間の値を示した。各個体の投与後1週、3週、6週の値を投与前の値に対してプロットすると相関計数0.9の関係があることが分かった。このことは通常の飼育条件下のサ-ペイでコレステロール負荷に対する高応答の個体を発見することができることを意味する。
そこで霊長類研究所のニホンザル等503個体についてレベルを測定した。家系分析を行ったところニホンザルで31家系中3家系、アカゲザルで26中2家系で高コレステロール血症が疑われた。これらについてLDLR遺伝子の変異を調べた。調べた14頭では、アカゲザルで報告されているエクソン6のナンセンス変異に相当するものはなかった。次いでLDLR遺伝子を9領域に分け、LARCR法により増幅しそれらのサイズを比較することを試みた。現在5領域について増幅条件が確立した。エクソン8-10では、ニホンザルは正常値を示すものも他のマカクより約500bp短かった。エクソン12-14では、家族性高コレステロール血症の母親であるアカゲザルで約200bp短いバンドをヘテロで示した。この200bpがエクソンにかかっているのか現在詳しく調べている。またこの領域ではヒトで3.4kbであるのに対しマカカ属サルでは2.7kbであった。今後もこの方向で調べる予定である。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] S. Hayashi: "Molecular Phylogeny of Gibbons interred from Mitochondrial DNA sequences: Preliminary Report" Journal Molecular Evolution. 41. 359-365 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] T. Ayabe: "Construction of the plasmid PMEX8-HAK_1 and random Site-directed mutagenesis of human cytosolic Adenylate Kinase" Biochemistry Molecular Bidogy International. 38. 373-381 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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