研究課題/領域番号 |
07680714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物物理学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
桑田 一夫 岐阜大学, 医学部, 助教授 (00170142)
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研究分担者 |
中村 浩二 岐阜大学, 医学部, 助手 (70242724)
惠良 聖一 (恵良 聖一) 岐阜大学, 医学部, 教授 (30152002)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1997
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研究課題ステータス |
完了 (1997年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1996年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | MRI / MTC / BOLD効果 / タスク系列 / 脳機能 / fMRI / 認識 / 意志 / EPI / 認知 / 迷走神経 / 脳機能イメージング / 水和 |
研究概要 |
臨床用MRIを用い、過渡的な磁化移動現象に関する理論的解析を行った。MRIにおけるMTC効果は、T_1discriminationを取り入れた偽定常状態を仮定することにより、定量的に解析可能であることが分かった。現在、偽定常状態の理論及び応用に関する論文を投稿中である。また、この理論を用い、Pulsed MTCにおける撮像パラメーターを最適化した。同様に、オフレゾナンス強度分散曲線から、非線型最適化を行い、必要な緩和パラメーターを自動的に算出するプログラムをFortranで作成した。現在、大脳機能画像への応用を行っている。大脳の機能部位においては、BOLD効果以外に、少なくとも活動時に高分子集合体の割合が減少していることが示唆されている。 一方、大脳機能部位間の相関を検出するために、多次元タスク系列を作成した。複数のタスクを特定の周波数でラベルすることにより、それぞれのタスクに対応した機能部位が同定可能となり、同時にそれらの間の時間的相関、機能特異的周波数、及び、両者の連合部位(複数の機能に属する部位)を同定することが可能となった。現在、被験者に対して複数の生理学的検査を行いながら、脳機能検出イメージング(fMRI)(Echo Planar Imagingによる)を行っている。平成7年度〜9年度・科学研究費補助金・基盤研究(C)(2)により、磁気共鳴イメージング法による大脳活動の定量的解析、及び大脳機能部位間の相関検出のための多次元脳機能相関イメージング法が確立され、磁気共鳴イメージングによる脳神経集団活動の直接観測法の確立という当初の目的が達成された。今後は当該方法を用い、大脳の機能相関を観測すると共に詳細な定量的解析を行って行きたいと考えている。
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