研究課題/領域番号 |
07680733
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
分子生物学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
澁谷 浩司 北海道大学, 薬学部, 助教授 (30261324)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1996年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1995年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | BMP受容体 / シグナル伝達分子 / 酵母two-hybrid system / BRAM2 / 標的遺伝子 / Differential display法 / DIx-5 / Differential display 法 / Dlx-5 |
研究概要 |
1.I型BMP受容体に会合するシグナル伝達分子の単離 セリン/スレオニンキナーゼドメインを含むI型BMP受容体細胞内領域に会合する分子を酵母two-hybrid systemによってplacenta cDNAライブラリーから単離し、FKBP12をはじめ既知の分子2種、および新規の分子1種が得られた。これらを仮にBRAM1-4(BMP receptor associated molecule)と名付けた。これらのうち新規の分子BRAM2はI型BMP受容体細胞内領域のキナーゼ領域に結合することを酵母two-hybrid systemにより確認した。また、I型BMP受容体細胞内領域と会合分子の結合能を培養細胞を用いた系でも確認した。さらにBRAM2はI型TGF-β受容体とも会合しうることが明らかになった。 2.BMPシグナルに呼応する標的遺伝子の単離 Differential display法を用いることにより、BMP刺激により誘導される遺伝子を探索し、ホメオボックスを持つ既知の分子の他、新規の分子を含む多数の呼応遺伝子の単離に成功した。このうち、ホメオボックス遺伝子ラットDIx-3のマウス相同遺伝子cDNAの全長をクローニングした。今年度に入り、この遺伝子はDIx-5として他のグループにより報告された。BMP-4刺激によりDIx-5遺伝子の発現が誘導されることを確認した。また骨芽細胞株MC3T3-E1細胞にDIx-5を強制発現させることにより骨分化の促進が示唆された。
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