• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

家鴨の刷り込み形成時に脳内MHV領域で活性化される遺伝子群の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07680749
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 分子生物学
研究機関創価大学

研究代表者

近藤 和典  創価大学, 工学部, 講師 (10211913)

研究分担者 木村 尚博  創価大学, 工学部, 助教授 (50214888)
FUJITA Hiroshi  UNDERGRADUATE STUDENT
WATABE Takeshi  UNDERGRADUATE STUDENT
研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1996年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード刷り込み / インプリンティング / アヒル / 記憶・学習 / ディファレンシャルハイブリダイゼーション / 線虫C.elegans / トランスポゾン挿入変異株 / 線虫 / C. elegans / 神経
研究概要

家鴨の雛に刷り込み刺激を提示2時間後、刺激を受けたものの脳MHV領域において特異的に転写が促進される遺伝子クローンを、ディファレンシャルスクリーニング法を用いていくつか分離した。そのうちのひとつであるSPM2遺伝子は、DNAの相同性の解析からshort chain alcohol dehydrogenase familyのメンバーであり、脳内でニューロステロイド合成に関与していることが示唆された。この遺伝子の哺乳類のホモログが存在するかどうかをみるため、将来の遺伝学的解析も考えてマウスを選び、脳cDNAライブラリーをスクリーニングしたところ約60%の相同性をもつ新たな遺伝子をクローン化した。またこれとは別に、記憶・学習に関連している遺伝子を候補として家鴨脳シナプス分画に対する抗体を作製し、これを用いて得たクローンのMHVでの発現を調べたところ、刷り込みに伴って発現の増加するものがいくつか得られた。その中からシナプスの可塑性に関与する可能性をもつ遺伝子の候補として、特にシンタキシンを選び、培養細胞PC12の系を用いてシンタキシンを強制発現させたときに伝達物質放出量に影響があるかどうか調べる計画を立てた。ラットのシンタキシンIA及びBをPCRでクローン化し、PC12に導入した。現在、標識した伝達物質を定量するための条件を検討中である。遺伝子の機能を探るため、遺伝学的手法を用いることができる動物として線虫C.elegansを選び、トランスポゾン挿入法を用い上記遺伝子の線虫の突然変異体の分離を試みる準備を進めていたが、我々のサザンハイブリダイゼーション条件ではシグナルが得られなかった。しかし、最近データベース検索によって線虫ゲノムプロジェクトによりalcohol dehydrogenase familyに属する遺伝子が多数発見され、SPM2遺伝子ともホモロジーがあることがわかった。これらが神経系で発現しているか、しているならその機能は何か、非常に興味深いのでこれらの発現をまず調べてみたい。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] R.Hishida,T.Ishihara,K.Kondo and I.Katsura: "hch-1,a gene required for normal hatching and normal migration of a neuroblast in C-elegans,encodes a protein related to TOLLCID and BMP-1." The EMBO Journal. 15. 4111-4122 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] R.Hishida, T.Ishihara, K.Kondo and I.Katsura: "hch-1, a gene required for normal hatching and normal migration of a neuroblast in C.elegans, encodes a protein related to TOLLOID and BMP-1" The EMBO J. Vol.15, no.16. 4111-4122 (1996)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi