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肺形成に関与するhai-1遺伝子の単離とその機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07680758
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 細胞生物学
研究機関秋田大学

研究代表者

三浦 直行  秋田大学, 医学部, 助教授 (40165965)

研究分担者 吉田 進昭  大阪府立母子保健総合医療センター, 研究所, 部長 (10250341)
研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1995年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードフォークヘッド / 肺胞細胞 / 肺 / 発生 / サーファクタント蛋白B / 転写因子 / 系譜蛋白
研究概要

フォークヘッドドメインをもつ遺伝子ファミリーは多数存在し、それぞれが異なったコンパートメントの発生分化に関わっていることが期待されている。我々が新しくクローニングした遺伝子hai-1はそのファミリーの一員であり、肺にのみ分布していることから肺形成に重要な役割を果たしていることが期待される。
まず、ノーザン解析の結果、hai-1遺伝子は肺にのみ発現していることが再確認できた。次に、インサイチュウハイブリ法により、肺内のhai-1 mRNAの分布をみてみると、細気管支上皮細胞とII型肺細胞に発現していることが明らかになった。このことは、hai-1が肺の系譜蛋白である可能性を示唆しているので、非常に興味深い事実である。
hai-1蛋白の標準遺伝子についての検討では、サーファクタント蛋白B遺伝子のプロモーターに対するhai-1蛋白の効果を調べた。その結果、hai-1蛋白はそれ単独ではサーファクタント蛋白Bプロモーターに影響を与えないが、他のメンバーであるHNF-3αと共に作用して、サーファクタント蛋白Bプロモーターの転写を活性化することが判明した。肺内でのファミリー遺伝子間の共同作用を意味しているものとして興味深い。
次に、マウス染色体hai-1遺伝子のクローニングをおこない、得られた13個のゲノミッククローンの解析の結果、マウス染色体hai-1遺伝子はイントロンを一つ持っており、イントロンはフォークヘッドドメインよりカルボキシル末端側であることも判明した。さらに、hai-1遺伝子の機能を知るため、現在ターゲティングベクターを作り、ノックアウトマウスを作製しようとしている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Terada,K.: "Copper incorporation into ceruloplasmin in rat livers." Biochim. Biophys. Acta.1270. 58-62 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山俊博: "Wilson病と銅トランスポータ" 最新医学. 51. 71-76 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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