研究課題/領域番号 |
07680796
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
西田 宏記 東京工業大学, 生命理工学部, 助教授 (60192689)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1996年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1996年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ホヤ胚発生 / 内胚葉分化 / アルカリフォスファターゼ / 卵細胞質内決定因子 / 遺伝子発現 / 原索動物 / ホヤ / 胚発生 / 発生運命 / 細胞質内決定因子 / 内胚葉 / 組織分化 |
研究概要 |
ホヤの幼生においてアルカリ性フォスファターゼ(AP)活性が内胚葉細胞において検出されることが示されている。過去の報告では、転写阻害剤であるactinomycin Dを受精後処理し続けた場合でも幼生期にはAP活性が認められることから、AP活性の発現には、zygoticな転写は必要なく、卵内に存在するmaternalなAP mRNAの翻訳によりなされることが示唆されていた。今回、maternalなAP mRNAが卵内に存在しているのかどうかを、直接的に確かめるため、マボヤ(Halocynthia roretzi)から内胚葉特異的なAPを精製し、そのN末端アミノ酸配列を決定し、更にこの配列をもとにcDNAを単離し、全配列を決定した。単離したcCNAは完全なORFとポリA付加シグナルをもつ3017bpのクローンで、マウスのtissue-nonspecific型APと52.6%のホモロジーを持ち、マボヤの尾芽胚期において内胚葉特異的に発現することが確かめられた。Northern blotとin situ hybridizationの結果、APのmRNAは未受精卵には検出されず、神経胚期においてはじめて内胚葉前駆細胞に検出が認められた。これらの結果から、少なくともマボヤにおいては、内胚葉特異的なAP活性の発現には卵内に存在していると考えられる細胞質決定因子によるzygoticな遺伝子発現が必要であることが示された。
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