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突然変異体を使ったプラナリア再生過程の解析

研究課題

研究課題/領域番号 07680804
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 発生生物学
研究機関姫路工業大学

研究代表者

渡辺 憲二  姫路工業大学, 理学部, 教授 (00079691)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードプラナリア / 突然変異体 / 眼形成 / 無性生殖 / 有性生殖
研究概要

プラナリアは有性生殖でも無性生殖でも増殖し、かつ両増殖様式が人為的に制御可能である。無性的に増殖したクローン集団内に蓄積した変異は有性化そして有性生殖によって次世代(F1)に発現する。異常をもつ変異個体は無性生殖によって個体数を増やすことが可能である。多数のF1の中から、顕著な眼の形成異常をもつ2個体(Small black eye:Sbe,Kazume)と無性生殖ができない1個体がえられた。Sbe個体群は眼が尾方に後退する表現型をもち、新たに形成された眼も後退するために、最終的に無眼の個体になる。Sbe個体は脳の構造にも退化的な異常が認められ、頭部構造の維持に大きな傷害があると考えられた。Kazume個体群は最初、正常な2眼をもつものであったが、成長の過程で眼の数を徐々に増やし、5眼をもつ個体も観察された。過剰な眼は正常な眼の前方にすべて形成された。5眼をもつ個体の組織化学的な検査から、5つの眼の視神経は一カ所の視覚中枢に投射していることがわかった。Sbe,Kazume変異個体は眼の形成維持に複数の遺伝子が関与していることを示している。無性生殖のできない個体は人為的に切断することにより、個体数を増やすことができた。つまり、この個体群は再生に異常をもつのではなく、無性生殖が強く抑制されていると考えられた。遺伝子導入によって人為的にプラナリア変異個体を作ることは現在も試みている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Hidefumi Orii: "cDNA cloning and partial sequencing of homeobox genes in Dugesia japonica." Hydorobiologia. 305. 277-279 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] "POU-domain genes in planarian Dugesia japonica:The structure and expression." Biochem.Biophys.Res.Comm.192. 1395-1402 (1993)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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