研究課題/領域番号 |
07680841
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研究種目 |
一般研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
神経化学・神経薬理学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
崎村 健司 新潟大学, 脳研究所, 助教授 (40162325)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1995年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | グルタミン酸受容体チャネル / NMDA受容体チャネル / 脳高次機能 / シナプス可塑性 / 神経回路 / 長期抑制 |
研究概要 |
本研究の目的は、NMDA受容体チャネルが記憶、学習といった脳高次機能にはたす役割を受容体を構成するサブユニットと形成される受容体の機能という面から明らかにすることである。そのために、NMDA受容体チャネルを構成するe各サブユニットを欠失したマウスを標的遺伝子組換えにより作成し解析をおこなうことを計画した。本年度は、発現が発生初期からから認められ、生後その発現が前脳に限定されてくるε2サブユニットのノックアウトマウスの作成に成功した。この変異マウスは、哺乳反射が消失しており生後すぐに死亡した。しかし、強制栄養による飼育を試みた結果、生後3日以上生存し身体的にも発育するることが明らかになった。ε2サブユニットの欠失により、形態学的に大きな変化は認められなかったが、脳幹三叉神経核に存在するバレレッテ構造が消失していた。さらにこの変異マウス海馬CA1錐体細胞では、生後3日目までNMDA受容体チャネルを介する電流成分が検出されなっかた。また、この領域で生後2-3日頃から低頻度刺激でおこる長期抑圧(LTD)も認められなかった。これらのことから、ε2サブユニットは、生存に必須な分子であること。さらに、幼若期海馬でのNMDA受容体チャネルの構成成分であり、シナプスの可塑性に関係する分子であることが明らかになった。また、ある種の神経細胞終末のシナプス形成に関与することが示唆された。
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