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運動ニューロン栄養因子cDNAクローニング及びシークエンシング

研究課題

研究課題/領域番号 07680906
研究種目

一般研究(C)

配分区分補助金
研究分野 神経・筋肉生理学
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

樫原 康博  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (00161018)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1995年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード運動神経細胞 / 神経細胞死 / 生存促進因子 / 生存抑制因子 / cDNAクローニング / 筋 / 鶏胚 / アフリカツメガエル卵母細胞
研究概要

鶏胚下肢筋より抽出したmRNAをアフリカツメガエル卵母細胞に注入することで得られる分泌蛋白を自然細胞死期のin vi voあるいはin vitroの運動神経細胞に投与すると両者の運動神経細胞の生存が促進する。このmRNAよりcDNAライブラリーを作成後、ライブラリーのcDNAを分画し、分画cDNAよりcRNAを作成し、卵母細胞に注入することで発現する分泌翻訳蛋白が運動神経細胞の生存率を高めるかを指標にして生存因子活性を有するcDNAのクローニングを進めた。ところが、活性分画の再分画を繰り返す過程において、偶然にも、むしろ細胞死を積極的に促進する分画を得た。古くより、筋の抽出蛋白を培養運動神経細胞に投与すると神経細胞の生存は濃度依存的に増加するが、ある濃度以上ではむしろ生存が強力に抑制されることが知られている。この現象から、筋には生存因子と抑制因子の両者が存在すると仮定されてきたがその実体は明らかでない。そこでわれわれは、生存促進因子cDNAとともに、この仮定される運動神経細胞細胞生存抑制因子cDNAをもクローニングすることに決定した。この分画の翻訳分泌蛋白を培養運動神経細胞に投与すると投与1日目では無投与群と差は見られないが、投与2日目から多数の運動神経細胞が死滅し、3日目にはすべての運動神経細胞が消失する。この効果は、fibrobl astやschwann cellに対しては無効であった。この分画をさらに細分画するとその抑制効果は増強した。この抑制効果は強力であるので、先ずこの抑制因子cDNAを優先的にクローニングするために、現在さらなる細分画操作を繰り返し、単一cDNA化を進めている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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