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遺伝子導入マウスにおけるCD34陽性細胞を標的とした細胞同期調節遺伝子の発現

研究課題

研究課題/領域番号 07680922
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 実験動物学
研究機関東海大学

研究代表者

安藤 潔  東海大学, 医学部, 講師 (70176014)

研究期間 (年度) 1995 – 1996
研究課題ステータス 完了 (1996年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1996年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードCD34 / 造血幹細胞 / 遺伝子導入マウス / 血液細胞 / 細胞周期調節遺伝子
研究概要

CD34は細胞表面に局在する糖蛋白質である。造血系では造血前駆細胞、幹細胞に特異的に発現していることが知られており、それらの細胞のマーカーとして利用されている。造血幹細胞は多分化能と自己保存能を合わせ持つ細胞で、生体の必要に応じて血液細胞を供給する。その生存・増殖調節は液性の増殖促進性因子(SCF,IL-3,IL-6など)と抑制性因子(TGF-βなど)、骨髄支持細胞の存在により制御されている。それらから受けるシグナルが造血幹細胞のなかでどのように統合されているかに関しては不明な点が多い。その理由として造血幹細胞の生体内での存在頻度が非常に低くin vitroでの実験が困難であることがあげられる。そこで本研究では(1)血液前駆細胞マーカーCD34遺伝子をマウス受精卵に導入し、個体内での組織特異的発現を再現する。(2)CD34発現調節領域を利用してbc1-2,CDK4cDNAをマウス骨髄前駆細胞で発現させ増殖特性の変化を観察することを目的とした。ヒトCD34遺伝子5′上流5kb,第7イントロンを含む3′下流4kbを発現調節領域として含むCD34cDNAをマウス受精卵にマイクロインジェクトした。17匹の仔マウスを得、そのうち2匹で導入遺伝子を検出した。これらよりF1マウスを得て、脳、胸腺、肺、心臓、肝臓、脾臓、腎臓、骨髄、精巣よりRNA,蛋白質を抽出して発現を検討した。通常のノザン法、ウェスタン法では導入遺伝子の発現を検出できなかった。しかしながら、1個体のマウスの骨髄細胞でFACSにより成熟マーカー陰性のフラクションでヒトCD34陽性細胞を検出した。現在他のマウスでの再現性につき検討中である。CD34-bc12遺伝子導入マウスは現在まで1系統得られているが、発現は確認されていない。

報告書

(3件)
  • 1996 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Takehiko Mori et al.: "Fas-Medieced Apoptosis of the Hematopaetic Cells in Mice Infected with MCMU" Blood. 89(in press). (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takehiko Mori et al.: "FAS-Mediated Apoptosis of the Hematopoietic Cells in Mice Infected With Murine Cytomegalovirus" Blood. 89 (in press). (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1996 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Takehiko Mori et al.: "FAS-Mediated Apoptosis of the Hemotopoietic Cells in Mice Infected With MCMV" Blood. 89(in press). (1997)

    • 関連する報告書
      1996 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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