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フッサール現象学に対するマイノングおよびトワルドウスキーの関係

研究課題

研究課題/領域番号 07710003
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 哲学
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 英明  東北大学, 文学部, 助手 (70192599)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード現象学 / フッサール / マイノング / トワルドウスキー
研究概要

当初の研究実施計画にしたがい、近年のハラ-などの研究に依拠しつつ、トワルドウスキーの『表象の内容と対象の理論について』の内容を詳細に分析するとともに、それに対するフッサールの批判の正当性、本書がフッサール現象学に与えた歴史的影響を考察した。その研究成果は、論文「トワルドウスキーとフッサール」(『哲学』第46号)として発表した。さらに、トワルドウスキーの写像理論に関連して、対象との類似性を根拠とした画像理論の可能性を考察するため、『芸術の諸言語』等におけるグッドマンの理論やフッサールの像意識論を分析し、画像における類似性の意味を検討した。その成果は、論文「絵画と類似性」(『科学基礎論研究』第86号)として発表した。また、これらの理論との比較検討のために、『真理と方法』におけるガダマ-の画像理論を分析し、この画像理論がガダマ-の解釈学の展開においてもつ意義を考察した。その成果は、日本現象学会第17回研究会(於・慶應義塾大学)において「像の指示機能と代表機能」として口頭発表した(『現象学年報』第12号に掲載予定)。
マイノングの対象論に関しては、パーソンズらの研究に依拠しつつ、「相存在」等の概念を検討し、さらに、「無対象的表象」の問題をめぐるマイノングとフッサールとの関係を、特に「現象学的還元」という方法の形成を中心として研究しており、その成果の発表準備中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 佐藤英明: "トワルドウスキーとフッサール-像と言語" 哲学. 第46号. 191-200 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 佐藤英明: "絵画と類似性" 科学基礎論研究. 第86号. (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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