• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ヒトおよびチンパンジーにおける意図時コミュニケーションの比較発達

研究課題

研究課題/領域番号 07710071
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 実験系心理学
研究機関大分県立芸術文化短期大学

研究代表者

板倉 昭二  大分県立芸術文化短期大学, コミュニケーション学科, 助教授 (50211735)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード意図 / コミュニケーション / チンパンジー / 心の理論 / メタ言語
研究概要

「ヒトおよびチンパンジーにおける意図的コミュニケーションの比較発達」と題して、以下の2つの研究を重点的におこなった。
(1)放飼場チンパンジーにおける意図的コミュニケーションの分析
熊本県三角町にある三和科学研究所熊本霊長類パークにて、給餌場面での母子間の行動を観察した。
本研究では餌の分配という観点からチンパンジーの意図的コミュニケーションの観察を計画した。しかしながら当研究所では十分に餌を与えており、誰でも比較的自由に餌を取ることができるのでシェアリングは見られなかった。しかし、風邪をひいた5歳の子どもとそれに対する母親のケア行動を観察することができた。通常5歳になると子どもは母親との接触頻度がきわめて低くなる。対象個体の咳の回数を数え、これを独立変数とし、母親との接触頻度を従属変数とすると、咳の数のピークと母子接触頻度のピークが一致するようなカーブを描くことができた。
(2)幼児の心の理論について
スターリング大学のDoherty,M.と共同で、日本の幼児の心の理論の獲得とメタ言語との関係を調べ、イギリスとの比較研究をおこなった。対象となったのは、3歳児および4歳児であった。
被験児は、1)誤った信念課題、2)同義異音課題、3)カラー統制条件課題の3つのテスト課題を受けた。この結果、イギリスで見られたような誤った信念課題とメタ言語課題の関係は見られなかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] ITAKURO,S.: "Relationship between shape perception by touch and eye movement: A further study" Bulletin of Oita Prefectural College of Arts and Culture. 33. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Doherty,M. & ITAKURA,S.: "Metalinguistic awareness and theory of mind: A study further Japan" Bulletin of OiaPrefectural College of Arts and Culture. 33. (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 板倉昭二、凍田和美、佐藤植美: "霊長類研究におけるコンピューターの活用" 情報研報. 96(15). 85-90 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi