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重度精神薄弱者の職場適応のための教育訓練

研究課題

研究課題/領域番号 07710140
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関新潟大学

研究代表者

松井 賢二  新潟大学, 教育学部, 助教授 (80199728)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード重度精神薄弱者 / 職場適応 / 教育訓練
研究概要

1.研究の目的
各企業(事業所)において、重度精神薄弱者の職場適応を促進するための教育訓練(指導)のあり方を実態に即して明らかにすることを目的とした。
2.ヒアリング調査・文献調査の結果
(1)重度精神薄弱者に対する管理監督者の教育訓練(指導)…個性の重視
入職直後の1〜3ヶ月間程度は、ある仕事にはりつけて、その間に本人の個性(能力・適性など)を見抜き、他の部署に移すなどの指導が必要である。たとえば、性格的に素直か、持続性があるか、反抗的かなどについてはよく把握し、指導することが肝要である。
また、少しの進歩も見逃さず「ほめる」ことによって、根気強く、長期間の見通しをもった指導を行うことが何よりも大切である。しかし、場合によっては、甘やかしすぎることなく、働くことの厳しさも自覚してもらえるように指導することも必要である。
さらに、不正確な仕事を覚えないように、段階的な指導を行うことも大切である。
(2)精神薄弱者のワークパーソナリティの形成と教育訓練(指導)…興味・意欲の喚起
ワークパーソナリティの重要な一側面である職業遂行能力は、障害の程度とはあまり関係がなく、むしろ、他の側面、すなわち作業に対する興味や作業意欲の程度が影響しているようである。つまり、その能力を高め、潜在能力を引き出すためには、本人の興味・関心や意欲を高める指導が必要である。たとえば、通常されているように、長年にわたって同じ作業ばかりをさせるのではなく、一つの仕事ができたら、別の仕事にもチャレンジさせるなどの指導が大切である。また、そのことが他の障害者の励みにもなる。
3.今後の課題:諸般の事情で質問紙調査が実施できなかったので、今後の課題としたい。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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