• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

第一次資料によるル-ス・ベネディクト研究-そのデータベースの整理-

研究課題

研究課題/領域番号 07710166
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関国際日本文化研究センター

研究代表者

ポーリン ケント  国際日本文化研究センター, 研究部, 助手 (70221231)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードル-ス・ベネディクト / 『菊と刀』 / 日本文化論 / 第二次世界対戦 / 戦時情報局
研究概要

今年度の目的は主に次の二つの目的だった。1、『菊と刀』に関する主な第一次資料をデータ・ベース化すること(これは重要と思われる資料をスキャナーによって完全データ・べ-ス化することを含む)と、2、ル-ス・ベネディクトの『菊と刀』についての誤解や迷信をとりのぞき、第一次資料にもとづいた新しいベネディクト研究を展開すること。
第一の目的に関しては、ベネディクトが米国戦時情報局に所属している間に書いた主な覚書やレポートをスキャナーでコンピュータ入力し、内容チェックも済ませ、完全データ・ベース化した。そして、アメリカのVassar Collegeで保存されている、ベネディクト自身が残した第一次資料の全体の中から『菊と刀』に関係すると思われる資料をピックアップし、目録を作った。また、情報局の海外戦意分析課で書かれた日本関係レポートのリストを、合衆国公文書館で保存されている資料から作成した。以上のデータ・ベースをもとにベネディクト資料のカタログをまとめ、簡単な報告書を作った。これで、『菊と刀』関係の資料が明らかになり、このカタログはベネディクト研究の進展に役立つと思われる。
第二の目的については、ベネディクト研究のそれぞれの様相を体系的に研究し、これを国内外において発表している。具体的に、日本におけるベネディクト誤解をリストアップし、その批判を行っている。また、アメリカ側におけるベネディクト研究における弱点も明らかにし、日本とアメリカにおけるベネディクト研究の共通点と相違点を論文で論じている。そして、学説史的なアプローチからベネディクトの人種差別についての研究と日本研究とのつながりを他の論文で明らかにし、以上の総合的な成果は英文論文として上のカタログに含まれている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] ポーリン ケント: "文化-社会と自分の間で考える" 三木英編『社会を見る12の窓』. 101-114 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] ポーリン ケント: "ル-ス・ベネディクトの実像と虚像" 浜口恵俊編『世界の中の日本型システム』. (出版予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Pauline Kent: "Misconceived Configucations of Ruth Benedict" Japan Review. 7. 33-61 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi