本年度は下記のような調査研究を実施した。 1.基礎史料の調査・収集 (1)「公文録」の中の教育博物館関係文書について国立公文書館において調査し、関係箇所を複写した。 (2)文部省と教育博物館との往復文書、教育博物館の内部運営文書、教育博物館の所蔵物受け入れ台帳および展示品台帳、教育博物館の所蔵物利用(貸し出し)記録等について国立国会図書館支部上野図書館において調査を行い、関係箇所約6000頁をマイクロ撮影によって複写した。 3)旧官立師範学校所蔵文書と蔵書目録の所在について旧大学区本部にある大学図書館・府県立図書館等の蔵書目録を用いて調査した。さらに広島大学附属図書館および同校教育学部教育学科資料室を訪問し、関係史料を複写した。 (4)明治前期の教育雑誌に掲載された教育博物館関係記事について、国立国会図書館等において調査し、関係箇所の複写を行った。 2.調査結果の整理 収集した史料を整理して、教育博物館が明治前期の教育学研究になした貢献について考察した。得られた知見の一部は、研究代表者が広島大学に提出した学位請求論文(1996年1月受理)の中で報告した。
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