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子どもの意見表明権と子どもの権利救済機関へアクセスする権利

研究課題

研究課題/領域番号 07710182
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 教育学
研究機関新潟大学

研究代表者

世取山 洋介  新潟大学, 教育学部, 助教授 (90262419)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード子どもの権利条約 / 子どもの意見表明権 / 子どもの権利委員会
研究概要

本研究はいわゆる「子どもの権利に関する条約」(公定訳では「児童の権利に関する条約」)の第12条の意見表明権につき,国際機関のレベル及び本条約を批准した各国レベルにおける議論の動向を分約することにより,子供の意見表明権の原理的意義および制度的意義を明らかにすることを目的としていた。一年間の研究により,以下の成果をあげることができた。
まず,国連子どもの権利委員会による第12条の解訳の進展として,第12条を個々の子どもの手段的権利を保障したものとの解訳に加えて,集団としての子どもの参加権を保障するものとの翻訳を行っていること。そして,個人的手段的権利として(あるいはその発展形態として),子どもが自ら救済機関にアクセスする権利を承認していることを明らかにしえた。また,子どもの参加権及び手段的権利につき,国際準則における発展の状況を明らかにした。この領域においては,養子縁組,里親委託など家族法領域において,子どもの手段的権利の保障の動向が顕著であるほか,少年司法の領域においても同様の傾向が見られれことが明らかになった。
以上のような成果があったが,CEにおける「18未満の者による権利行使に関する条約」草案の分権,および英米における子どもの権利についての理論動向については第一次資料の入手・整理にとどまり,今後の過題として,これらの資料の分析とその成果の公表が残されている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 世取山洋介: "教育に関する権利の自由権的側面に関する検討" 国際人権(国際人権法学会1995年報). 6. 37-41 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 世取山洋介: "子どもの権利条約の実施をめぐる課題" 自由と正義. 46巻1号. 15-21 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 世取山洋介: "いじめ・少年非行・家族・福祉の法律問題 資料編・国際人権" 季刊教育法. 101号. 144-156 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 世取山洋介: "国連子どもの権利委員会による政府報告審査とNGOの役割" 法と民主主義. 306号. 39-42 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 世取山洋介・中川美佳(監訳): "「子どもの権利条約」学習ノート(The Rights of the World's Children)" あゆみ出版, 176 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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