研究課題/領域番号 |
07710328
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
遠藤 喜雄 横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (50203675)
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研究期間 (年度) |
1995 – 1996
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 一時的述語 / 恒常的述語 / 焦点 / 主題 / かきまぜ規則 / 格 / 移動 / インターフェイス |
研究概要 |
一時的述語(Stage-level predicate)と恒常的述語(individual-level predicate)は主語の位置が異なることがDiesingやKratzerなどの研究から明らかにされてきた。しかし、主語を焦点(focus)にした場合に、その位置が変化することが本研究で明らかになった。具体的にいうと、焦点がおかれた主語は意味解釈のレベルで動詞句内に移動することが検証された。さらに、焦点のおかれない位置を主題(topie)として定義することにより、日本語の助詞(特に「は」)の分布や、英語の移動現象、ドイツ語のかきまぜ規則(scrambling)が同じ原則によって、統率されていることが明示的に示された。この研究によって、Chomskyのように統語と意味を完全に切り離して考えるより、この両者のインターフェイスをさぐることで、英語にみられる規則性や色々な言語の背後にあるパタンを有意義な形で提示できる可能性が示された。
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