• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

現代フランス語の口語の語りにおける時制の研究,特に過去形にかわる現在形について

研究課題

研究課題/領域番号 07710345
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 仏語・仏文学
研究機関明治大学

研究代表者

杉山 利恵子  明治大学, 文学部, 講師 (60267359)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード語りの現在形
研究概要

現代フランス語の口語において、ひとつの完結した物語(子供時代の思い出、個人的な体験談など)を語るとき、どのような時制がどのように用いられたかというのが研究テーマであった。とりわけ、過去のことを述べるときに過去時制に替わって使われる現在形の出現と分布を調べることを一番の目的とした。
この研究のためまず行なったことは、口語の語りを集めた資料体の作成である。私自身、フランス語を母国語とする人達にインタヴューをして物語を語ってもらい、カセットに録音して収集した。さらにそれをフランス人に校閲してもらいながら文字に書き取った(ただし日本での作業なので、たいした数は集まらなかった)。またフランスのいくつかの大学や研究機関が、言語学のフィールドワークの成果として所有している口語の資料体を入手した。サンプル数が多いほど有効な研究結果を引き出すことができるので、この作業に多くの時間と手間を費やした。
次はこのようにして収集した資料体を分析するのだが、今現在その作業の最中である。テキスト言語学の立場から、つまり、過去形に替わる現在形が、どのようなタイプの語りに多く現れているか、この現在形が全く使われていない語りもあるのだが、使われている語り群について出現の条件に何らかの共通点が見いだせるか、語りの話の流れと現在形の出現には相関関係があるかどうか、フランス語にはさまざまな過去形があるが、どの過去形とは交替し、どの過去形とは交替しないかなどの点から考察を行なっている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi