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韓国ナショナリズム形成過程における「売国奴」問題と韓国の「国家」

研究課題

研究課題/領域番号 07720053
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関愛媛大学

研究代表者

木村 幹  愛媛大学, 法文学部, 講師 (50253290)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードナショナリズム / 朝鮮 / 韓国 / 国家 / 親日派 / 植民地 / 民族 / 近代化
研究概要

一九九五年度の研究実績は概ね順調であった。就中、科学研究補助金による支援を受けての、「韓国ナショナリズム形成過程における「売国奴」問題と韓国の「国家」」に関する研究に付いては、その研究は大きな進歩を見せた。以下にその実績に付いて簡単に触れることとする。まず、この分野の実績として挙げられるのは、「平和主義から親日派へ-李光洙・朱耀翰に見る日本統治下の韓国知識人の一断面」(愛媛法学会雑誌22-2)である。ここにおいて、筆者は、日帝下の所謂親日派の有していた「民族主義」の諸問題と韓国独立運動の「力」の限界点を指摘した。また、この研究の前提となる時代を描いたものとしては、「李完用に見る韓国併合の一側面」(政治経済史学、351・352)がある。筆者はこの論文にて、韓国併合前の状態と親日派の動態を明らかにすることにより、日帝下の親日派の研究の前提を整理した。他方、韓国併合以後の問題に付いては、「「小国意識」とナショナリズム-李承晩に見る韓国ナショナリズムの一帰結-」(愛媛法学会雑誌20-3/4)により、李承晩を中心に執筆した。更に、これらを集大成したものとして、「朝鮮/韓国のナショナリズムと小国主義」(あうろ-ら2)もある。
研究上の手法的問題としては、筆者の勤務校において、今年度より本格運用された、学術ネットワークの運用が、研究遂行に当たる不可欠な手段となったことが、最も大きな進歩と言えよう。これらは、韓国のデータベースである、KINDSの利用により研究の各所に反映された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] 木村 幹: "平和主義から親日派へ-李光洙、朱耀翰に見る日本統治下の・韓国知識人の一断面-" 愛媛法学会雑誌. 22・2. 139-193 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 木村 幹: "李完用に見る韓国併合の一側面" 政治経済史学. 351/352. 1-18 24-42 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 木村 幹: "朝鮮/韓国のナショナリズムと小国主義" あうろ-ら. 2. 99-111 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 木村 幹: "「小国意識」とナショナリズム-李承晩に見る韓国ナショナリズムの一帰結-" 愛媛法学会雑誌. 22・3/4(印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 木村 幹: "国家の「強さ」と社会の「強さ」" 比較法史研究. 4(印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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