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第二次世界大戦への道程をめぐる戦間期国際政治史

研究課題

研究課題/領域番号 07720056
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

石田 憲  大阪市立大学, 法学部, 助教授 (40211726)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード国際政治史 / 戦間期 / 第二次世界大戦 / ヨーロッパ / イタリア / 地中海 / アジア
研究概要

今回の奨励研究(A)の研究費補助金により、第二次世界大戦への道程をめぐる戦間期国際政治史の分野で、以下の成果が見られた。第一に、ヨーロッパとりわけファシスト・イタリアから見た地中海の国際政治史に関する基本的史料の収集が進展した。これは、ともすれば東京に集中しがちな史料状況の中で研究を続ける際、最低限必要な作業であった。地中海が、当時世界帝国であったイギリスのアジアへ向かう最短路として機能していたことを考慮すれば、伊英関係の文脈のみに限らず、今後もこの地域の実証研究が大きな意味を有することになる。第二に、1930年代の中国関連史料について多くの情報が入手された。これは各国の研究者との交流により実現された重要な到達点の一つである。これにより、従来は個別の研究対象とされてきたヨーロッパとアジアを、相互関連性を持った歴史的文脈の中で捉えることも可能となろう。第三に、これまでの研究蓄積をふまえ、国際政治史の成果を日本から逆に世界へ発信することが試みられた。この具体的研究実績としては、英語によるファシズム期イタリア外交に関する論文が、新年度早々に出版される予定である。世界に広がる多くの研究者との交流をこれからも進めていくためには、外国語による発表の必要性が更に高まると予想される。特に国際政治史の分野においては、こうした機会がますます重視されよう。こうした中で、歴史研究の場合、長期間の情報蓄積が不可欠であるが、今年度に一応の成果が得られたことは、本研究費補助金に拠るところが大きかった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 石田 憲: "ファシストの戦争(一)-イタリア側から見たエチオピア戦争-" 法学雑誌(大阪市立大学). 40. 510-527 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 石田 憲: "ファシストの戦争(二・完)-イタリア側から見たエチオピア戦争-" 法学雑誌(大阪市立大学). 41. 1-29 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Ken Ishida: "Mussolini and Diplomats in the Ethiopian War:The Foreign Polioy Dscision-Making Proaess in Fasciot Italy" 法学雑誌(大阪市立大学). 42('96年5月出版予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 石田 憲: "地中海新ローマ帝国への道-ファシスト・イタリアの対外政策1935〜39-" 東京大学出版会, 339 (1994)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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