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高度成長期における韓国の輸出支援金融と銀行行政

研究課題

研究課題/領域番号 07720057
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 政治学
研究機関大阪市立大学

研究代表者

大西 裕  大阪市立大学, 法学部, 助教授 (90254375)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード韓国 / 輸出指向工業化 / 銀行 / 行政 / 政治経済学 / 行政学 / 人事 / 金融
研究概要

本研究では、韓国における1950年代末から1970年代初めまでの銀行行政をめぐる政策決定及び執行過程について調査をおこなった。調査は、基本的には各種文書資料の収集分析によった。
まず、基本的なデータとして、1950年代末から1970年代初めまでの銀行行政について韓国官報、東亜日報に掲載された記事を調べた。但しこれらの中には政府の金融政策に関する叙述はみられたが、銀行への行政の関与については、表面的な問題点の辛しい決定ぐらいしか分からなかった。
次に、これらのデータをもとに銀行行政の流れをつかんだ上で、実際に銀行行政の中核をになってきた財務部、韓国銀行、金融通過運営委員会(1962年以前は金融通過委員会)の報告文書を収集した。このうち、財務部と韓国銀行についてはある程度の報告文書が得られたが、金融通過運営委員会については、残存する資料が日本国内ではほとんど見当たらなかった。
第3に、経済企画院、商工部の意思決定の内容と決定過程を検討した。これらについては、貿易振興との関係からある程度収集することができた。第4に、経済官庁で銀行行政に関係する機関の人事の動きを調べた。
全体として、当該年度中は関係資料の収集に終始し、その分析が不十分であった。また、資料のなかには日本国内には存在しないものが多々あり、韓国に赴いて直接収集をおこなう必要性を痛感した。本研究については、収集した資料の一部を利用して、このテーマに関して国際政治学会にて学会報告を行ない、論稿を著した。しかしながら、まだ資料収集とその分析が年度内には不十分にしかおこなえなかった点は、この研究をまとめる上で今後の検討課題として残っていると思われる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 大西 裕: "韓国における信用配分の政治(1):朴正煕時代を中心に" 法学雑誌(大阪市立大学). 42. 341-365 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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