研究課題/領域番号 |
07720062
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 函館大谷女子短期大学 |
研究代表者 |
吉高神 明 函館大谷女子短期大学, その他部局等, 講師 (80258714)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | レスター・B・ピアソン / 国連外交 / 国連平和維持活動 / カナダ |
研究概要 |
(1).本研究は、1948年から57年までカナダのサンローラン自由党政権下で外相を務めたレスター・B・ピアソンの展開した団連外交に焦点を当て、国連平和維持活動形成過程においてミドルパワー・カナダが果たした役割を実証的に考察することを目的としている。その際、特に1949年のNATOの創設において果たした役割、50年の朝鮮戦争の際に展開した危機外交、そして56年のスエズ危機の際の国連緊急軍創設のために発揮したイニシアチブなどのケースを一次資料を中心に関連付け、a).戦後、カナダが一貫して展開してきた国連中心主義外交の起源は何か、b).当時のカナダの国内的・国際的諸情報に鑑み、ピアソン外相が展開した国連外交の理念と実践はいかなるものであったか、c).ピアソンの国連外交が今日持つ学問的・政策的意義は何か、という3つの問題に取り組んでいる。なお、この研究の成果の一部は、「レスター・B・ピアソンの多国間外交の理論と実践(1948〜57年):カナダにおける研究動向の調査と将来の研究課題に関する若干の提言」(函館大谷女子短期大学紀要19号)という論文ですでに発表している。 (2).今回の助成期間内に、たまたまカナダの大学に客員研究員として赴任する機会を得た。そのため、本研究との関連で、日本では入手不可能な多くの資料にアクセスできたことや、様々な研究者と議論を深めることができたのは非常に幸いであった。 (3).今後の研究課題としては、今回取り上げたピアソンの外相時代の国連外交と後の彼の首相時代(1963〜68年)の対国連政策とを比較検討することにより、国際情勢の変化、カナダ国民の世論の動向、カナダの抱える国内問題の位相などの観点からピアソンの国連外交の連続姓と非連続姓とを考察したいと考えている。
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