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日本の科学工業経営における技術変化と技術管理

研究課題

研究課題/領域番号 07730065
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 経営学
研究機関神戸大学

研究代表者

原 拓志  神戸大学, 経営学部, 助手 (60252756)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード技術管理 / 技術変化 / 化学工業 / 塗料工業 / 製薬業 / 技術革新
研究概要

有効な技術管理のためには技術変化の態様をまず明らかにする必要がある。その技術変化の態様については産業により相違があることが本研究で明らかとなった。本研究では、日本の塗料工業および製薬業における技術変化についてそれぞれ数社の詳細な事例研究をすることによって、これらの多品種ロット生産を特性とする精密科学工業における技術変化の道筋が、合衆国自動車工業を経験的基礎とした技術変化モデルや、同質製品を大量に生産する素材型化学工業における技術変化のそれと相違することが明らかになった。加工組立産業のモデルでは、産業成熟とともに製品の標準化・製法の自動化・生産の大規模化・製品革新から製法革新への重点の移行・画期的革新から漸進的革新への移行が進むとされており、素材型化学工業の研究では、加工組立産業の場合と比べて産業ライフサイクルの速い段階で同様の移行が進むとされているのに対し、精密化学工業では、こうした移行があまり進展せず、一定段階でとどまり、製品革新や画期的革新が以前と重視されつづけていた。このようなことから、産業の技術変化を考える際には、化学やバイオテクノロジーをコアとするプロセス型工業のなのか物理的加工をコアとする加工組立型工業なのかというような技術特性への配慮、小品種大ロット生産で許されるのか多品種小ロット生産が要求されるのかという市場特性への配慮、さらには製薬業のように特定の制度がいかに関わっているのかというような点への配慮が必要であることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 原拓志: "塗料工業における技術革新" 神戸大学経営学部研究年報. 42(上). 163-190 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 原拓志: "製薬業における技術革新:事例研究(1)" 神戸大学経営学部ディスカッション・ペ-パ-. 9613. 1-23 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] Takuji Hara: "Technical Innovation in the Japanese Paint Industry" The Annals of the school of Business Admiuctration (Kobe University). 40. 1-17 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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