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システム監査における評価構造の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07730088
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 会計学
研究機関名古屋文理短期大学

研究代表者

吉田 洋  名古屋文理短期大学, 経営学科, 講師 (90259325)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードシステム監査 / 評価構造 / 信頼性 / 安全性 / 効率性 / システム監査基準 / 企画、開発、運用段階 / 独立性
研究概要

システム監査の評価構造を構造化した場合、まず第一に、情報システムの目標を明確にすることにある。実体調査によれば、多くの組織体では、情報システムの安定稼働(信頼性、安全性)と有効利用(効率性)が情報システムの目標であることが判明した。この点はわが国の「システム監査基準」の目標と変わるところがない。
第二に、監査実施の時期であるが、情報システムの企画、開発、運用段階で監査を実施することになる。監査対象を調査したところ、企画段階の監査では、システム化方針、適用技術と将来動向、開発方法論と開発方法、投資費用と期待効果等が監査対象となることが判明した。開発段階の監査では、システムの基本及び詳細設計、プログラム開発、ユーザー参画によるシステムテスト、機能変更管理等が監査対象になることが判明した。運用段階の監査では、システムの運用手続、障害管理、システム資源管理、セキュリティ管理等が監査対象になることが判明した。これらの監査対象を評価項目ごとにブレイクダウンし、評定を付し、評価を実施することになる。
したがって、システム監査の評価構造を構造化する場合、企画、運用、開発段階ごとに、情報システムの目標を定め、監査を適切に組み合わせ、システムの評価を実施することが必要であることが判明した。
なお、これらの監査段階では特に企画、開発段階の監査が重視されるのであるが、調査では、企画、運用段階の監査においては、担当者は異なるにせよ、同一部門で実施されることが多く、監査の独立性が十分保たれていない可能性がある。この点については今後の検討課題となる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 吉田 洋: "情報システム監査におけるプロフェッショナリズムと研究・教育の現状" 愛知論叢. 59. 81-99 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田 洋: "オーストラリアにおけるEDP監査-監査実施準則を中心に-" 経営総合科学. 65. 49-76 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 吉田 洋: "内部監査と情報システム監査の統合化に開発する研究" 名古屋文理短期大学 紀要. 21. 95-102 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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