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無限次元Lie群の表現論と経路積分

研究課題

研究課題/領域番号 07740061
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 幾何学
研究機関鳥取大学

研究代表者

橋本 隆司  鳥取大学, 工学部, 講師 (90263491)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードLie群 / Feynman経路積分 / Virasoro作用素 / 無限次元Heisenberg群 / one-parameter群
研究概要

Kirillov-Kostant理論により有限次元Lie群の既約表現を、群上のHaar測度に関して2乗可積分な函数空間の上に実現したとき、群の余随伴軌道の上のFeynman経路積分を計算することにより、有限次元Lie群の既約ユニタリ表現が得られることが前の共同研究によりわかっていた。そこで今回の研究では、同じ手法を無限次元Lie群に適用可能かどうかを調べることを目標とした。ただ単に無限次元Lie群といっても漠然とし過ぎているので、最も基本的だと思われる無限次元Heisenberg群の余随伴軌道の上のFeynman経路積分を計算し、無限次元Heisenberg群のKirillov-Kostant理論で構成された既約表現が得られるかどうかを調べた。
そこでわかったことは、有限次元の場合とまったく同様にして、無限次元Heisenberg群の既約表現が得られることがわかった。さらには、無限次元Heisenberg代数(=無限次元Heisenberg群のLie代数)のFock表現(=無限個の変数からなる多項式環の上の表現)からVirasoro代数の表現が同じFock空間の上に実現されるという事実を用いて、無限次元Heisenber群の余随伴軌道上で、対応するHamiltonian函数をもったFeynman経路積分を計算することにより、Virasoro代数の各基底の表現作用素(=Virasoro作用素)の生成するone-parameter群を構成した。またこのone-parameter群はVirasoro代数の作用と両立する、すなわちintegrableであることもわかった。
ただしこれでVirasoro代数をLie代数にもつ群、すなわち単位円周上の微分同相写像のなす群の中心拡大の表現が得られたわけではない。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Hashimoto: "Construction of local one-parameter subgroups generated by the Virasoro operators via Feynman path integrals" Journal of Functional Analysis. (発表予定).

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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