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再帰的条件による成分因子の存在性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07740170
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

西村 強  芝浦工業大学, 工学部, 講師 (80237734)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード成分因子 / P_<3->因子 / 連結グラフ / 再帰的条件 / 誘導部分グラフ
研究概要

グラフ理論における再帰的条件におけるある種の構造の存在性定理は、これまでに次の2つのTypeのものが最も基本的なものとして研究されてきている。
Gを連結グラフ、HをGの任意の連結誘導部分グラフで位数を固定したものとする。さらにPをグラフのもつ性質とするとき、
TypeI:Hが性質Pをもつ⇒Gも性質Pをもつ
TypeII:G\Hが性質Pをもつ⇒Gも性質Pをもつ
Kを連結グラフとし、Pが「K-成分因子をもつ」ということに対して、1986年にEnomoto, Egawa, SaitoによってTypeIが成立することが示されている。ここでの研究実績としては、「K-成分因子をもつ」ということに対するTypeIIの定理が完成させることができた。この結果は、JOurnal of Graph Theory誌において掲載受理を受けた。さらに、新しいTypeの再帰的条件として
TypeIII:H及びG\Hがともに連結となる任意のHに対し、H(又はG\H)が性質Pをもつ⇒Gも性質Pをもつ
ということに対し、「K-成分因子をもつ」という結果については解決をみていないが、Gが2連結で、Pが「P_<3->因子をもつ」ということに対しては、TypeIIIが成立することが、この研究において証明することができた。
グラフが成分因子をもつための必要十分条件を得ることはNP-完全問題であり、十分条件を得る研究ですらあまり進んでいない状態であったが、この研究において、2つの十分条件を得るに至ることができた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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