• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

高分解能光子タギング・システムの電子検出器の開発

研究課題

研究課題/領域番号 07740197
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関東北大学

研究代表者

山崎 寛仁  東北大学, 理学部, 助手 (90260413)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード測定器開発 / 原子核実験
研究概要

平成7年度科学研究費の補助を受けた本研究は,東北大学理学部付属原子核理学研究施設で建設が進められている,ストレッチャー・ブ-スター・リングで使用する電子位置検出器の開発のため,ファイバー・シンチレーション・カウンターの基礎的な特性を測定することを目的として行われた.この電子位置検出器に要求される空間分解能は1mm以下であるため,1mm幅のファイバー・シンチレーション・カウンターの基礎特性を測定した.
放射線源を使用した測定では,ファイバー・シンチレーション・カウンターの光量,時間特性などの測定を行った。事前に行った情報収集の結果から,高分解能電子位置検出器の開発を行う上で一番の障害となる可能性があるのは,ファイバー・シンチレーション・カウンターの発光量であることが予想されたので,特に発行量の測定に重きをおいた.その結果,ファイバー・シンチレーション・カウンター単体の場合には,目標とする性能が達成できないものの,カウンターの周りに塗布する反射剤等を適当に選択することで,最終的に検出する光量を30%程度多くできることが明らかになった。またこの実験において,ファイバー・シンチレーション・カウンターの絶対効率の測定を行い,発光体の周りのクラッド層の影響が無視できないことが明らかになった,また,光電子増倍管とファイバー・シンチレーション・カウンターの組み合わせについてテストした結果,他のカウンターとの同時計数を取ることによって,効率の良い読み出しが可能であることを確立した.
本研究では,試作器の製作までは行うことができなかったが,本研究から得られた結果を基に,より現実性の高い検出器の構成を考察することができた,本研究で得られた成果は,今後,高分解能電子位置検出器を作成する上で十分有用な情報である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi