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ゲージ理論のダイナミックスと重い粒子の量子効果

研究課題

研究課題/領域番号 07740207
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関慶応義塾大学

研究代表者

青木 健一郎  慶應義塾大学, 経済学部, 助教授 (00251603)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワードハドロン / QCD / テクニカラー / 重い粒子の量子効果 / non-decoupling効果
研究概要

2次元QCDにおいて市原とともに解析的手法と数値解析の両方を用いて詳しくQCDのエネルギースケールよりも低エネルギーにおけるハドロン状態の物理的性質を調べた.更にゲージ相互作用以外の相互作用も含めた場合のいくつかを分析した.QCDの自然な拡張としてクオークの表現を基礎表現より一般的な表現にした場合がある.このような理論のダイナミックスはテクニカラー理論の理解に必要であるばかりでなく,最近特に詳しく研究されている超対称性のあるゲージ理論の理解においてもしばしば不可欠である.小島とともにクオークの表現を一般化した2次元QCDの研究を行なった.これらの理論における低エネルギーのハドロンは通常のQCD的な考え方で理解できないという重要な結果を見つけた.これらハドロンの物理的な性質も解析した.現在これらの理論における低エネルギーでの振舞いを更に自然に理解すべく分析を続けている.近日中に論文を完成し投稿する予定である.
重い粒子の量子効果の中でnon-decoupling効果は電弱統一理論の検証において重要な役割を果たしている.non-decoupling効果は現在までのところ系統的に理解されていないと思われる.今回の研究により,4次元の繰り込み可能な理論についてはすべての可能な相互作用についてnon-decoupling効果が生じうるかどうかを解明し,相互作用を分類した.更にnon-decoupling効果が生じうる相互作用についてはどのようなnon-decoupling効果が生じるか具体的に例を用いて分析した.現在更に一般的な場合についての理解とより摂動論高次の効果の分析を続けている.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] K. Aoki: "2次元QCDの昔と今" 日本物理学会誌. 8月号. 435-441 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] K. Aoki, T. Ichihara: "QCD in |+| dimensions coupled to fandameutal bosons and femions" Physical Review.DS2. 6435-6444 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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