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光共振器内でのコンプトン散乱を用いた新光源の開発研究

研究課題

研究課題/領域番号 07740363
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 物理学一般
研究機関(財)レーザー技術総合研究所

研究代表者

藤田 雅之  財団法人レーザー技術総合研究所, 第四研究部, 研究員 (30260178)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードコンプトン散乱 / 小型高エネルギー光源 / スーパーキャビティー
研究概要

光共振器内での逆コンプトン散乱を用いた高エネルギー光源の開発研究を行った。基礎研究として波長1μm,パワー500mWのCWレーザーからの光を高性能光共振器に蓄積し(蓄積パワー1kW),75kV,10mAの電子ビームとを衝突させる実験行った。この実験により本方式の原理実証が確認された。実験においては、電子ビームとレーザー光は150°の角度で衝突させた。電子ビーム電流量,レーザー光のパワーを変化させ,スケーリング則を実験的に求めた。又,レーザーを共振器に同調させた時と同調させない時の比較を行った。散乱光の分光は狭帯域干渉フィルターで行なった。これまでの問題点は、測定のS/Nの改善とミラーの劣化の防止であった。真空系を増強して相互作用チャンバー内の真空度を10^<-7>Torrレベルに改善した。これによりCW大電流電子ビームにより励起された酸素、窒素分子からの発光が散乱光を抑制でき、S/Nが10倍以上改善された。また、共振器内に蓄積されたCW-kWレベルのレーザーによるミラーへのμmレベルの埃の焼き付けも抑制することができた。得られた実験結果を一次元のコンプトン散乱モデルと比較し,モデルの妥当性を検討し,電子ビーム発散角依存性やレーザー光くっかん分布等の三次元効果の影響を考慮した。スケーリング則から実用化に必要な装置パラメーターを検討し、電子ビームのエネルギーを上げたときのγ線源としての効率やスペクトル輝度の評価を行った。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] M. Fujita, et al.: "POP experiments of the photon-e-beam interaction in the supercavity" Nuclear Instruments and Methods in Physis Research. A358. 524-527 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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