研究課題/領域番号 |
07740368
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
固体地球物理学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
上嶋 誠 東京大学, 地震研究所, 助手 (70242154)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | ネットワークMT法 / データ取得システムの改良 / データ処理システムの改良 / GPS時計 / 応答関数の推定 / GMTを用いた図示システム |
研究概要 |
本研究では、ネットワークMT法におけるデータ取得システム及びデータ処理システムの改良を行った。ネットワークMT法においては、電話会社の通信回線をケーブルとして用いることによって電場の観測を行うため、各データロガーは電話局等の通信回線が集中する場所に設置される。従って従来のMT法のように電場と磁場とが同一場所で同じサンプリング時計によって取得されるわけではなく、時計の絶対精度が重要となる。そのため、データロガーには、パーソナルコンピューターから公衆回線を通じてコマンドを送る事による時計の設定機能や、(各データロガーとパーソナルコンピューターの内部時計との)時計のずれを測定する機能を持たせていた。従って、パーソナルコンピュータ側の時計さえ、正確に設定することが出来れば、時刻精度の高いデータの取得が可能となる。そこで本研究においては、あらゆる場所で受信可能であるGPS時計シグナルを受信し、それをRS232Cを用いてパーソナルコンピュータに送ることによって、パーソナルコンピュータの時計をGPS時計に同期させる機器の開発を行った。データ処理システムについては、従来開発してきたFFTによる解析ソフトに次のような改良を行った。まず、原データから次々に平均化によるリサンプリングを行い、常に少数のデータでFFTを行い、スタックして電磁場間の応答関数を得るルーチンを開発した。スタックする際には、従来開発してきたノイズを含む区間を排除する(ロバスト)アルゴリズムも導入した。本研究での改良によって、応答関数を求める周期に応じてなるべく多数の最適な区間を選択してスタックが行えるようになり、応答関数決定精度が増した。さらに、ワークステーション上の優れた地図プロットシステムであるGMTを用い、得られた応答関数から見かけ比抵抗や位相の分布をマッピング図示するサブルーティンの開発を行った。
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