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外因的火山砕屑物の運搬・堆積過程

研究課題

研究課題/領域番号 07740403
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 地質学
研究機関島根大学

研究代表者

中山 勝博  島根大学, 総合理工学部, 助教授 (20243420)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード火山砕屑物 / 大田テフラ層 / 堆積過程 / 堆積機構 / 粒子沈降速度
研究概要

鮮新統太田テフラ層を対象に,火山砕屑物の運搬堆積過程とその機構を明らかにした.鮮新統太田テフラ層は,水平距離150km以上連続し,火砕堆積物からその2次移動による堆積物までにわたる8堆積相が区別されている.
堆積過程としては,2回の降下火山灰,その後の静穏期,そして,火砕流活動とその2次移動堆積によって堆積が進んだことを明らかにできた.
運搬堆積の機構については,次のことをを行った.本テフラは,バブルウォール型の火山ガラスと軽石からなり,前者の粒子密度は2.25g/cm^3,後者の粒子密度は1.15g/cm^3である.本テフラの構成粒子の沈降速度Wは,g:重力加速度,σ:粒子密度,ρ:媒体密度,a:粒子半径,Cd:抗力係数,η:動粘性係数,Re:粒子レイノルズ数として次式で示される.Cd=26+24/Re, W=[-9η+{81η^2+156ρa^3(σ-ρ)g}^<0.5>]/39ρa
粒子の密度と沈降速度の関係式と図解法に基づいた粒度分析結果から,粒度分析の各係数からみた各堆積相の特徴を明らかにした.特に力学的解釈では,堆積相のうち軽石と火山ガラスを混じえた粉体からできているものについて,分散圧平衡,hydraulic平衡のいずれの傾向を示すかを粒度から判定することが予察的ではあるが可能となった.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 中山勝博・吉川周作: "鮮新統広域テフラ層である大田テフラ層の堆積過程(予報)" 地球科学. 49. 406-418 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 中山勝博・河野一則・増本亜紀: "粒度組成からみた火山砕屑物の運搬堆積機構(予報)-鮮新統大田テフラ層の例-" 堆積学研究. 43(受付・受理済印刷中). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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