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石灰質ナノプランクトンno培養実験

研究課題

研究課題/領域番号 07740415
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 層位・古生物学
研究機関高知大学

研究代表者

松岡 裕美  高知大学, 理学部, 助手 (60222296)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード石灰質ナノプランクトン / コッコリス / 培養
研究概要

本研究では培養した石灰質ナノプランクトンの石灰質殻の形態を詳しく調べ古生物学的研究の基礎とすることを目的として、まず石灰質ナノプランクトンを培養し観察する体制を整えることに重点を置いた。
まず、培養株の元となる細胞を採取することで、土佐湾から海水を採集し、それを瀘渦して粗培養をかけることを試みた。その結果数種の石灰質ナノプランクトンを培養することに成功した。この中から目的とする種を選び出し、何回も希釈培養を繰り返すことで培養株を取り出した。この間、他の菌類や藻類に培地を侵されたり様々なことがあったが、培養を行なっていくことについての技術的な問題はこの時点で何とかクリア-することができた。
培養によって明らかにしたいことは、ある一つの種が持つコッコリスの形態の変化の幅がどの程度あるのか、またその環境による変化の度合いなどである。本研究では約160万年前から現在まで汎世界的に分布し古生物学的な情報が比較的豊富で、様々な環境に適応して培養も難しくない種であるGephyrocapsa oceanicaに特に注目して研究を行なった。
培養されたGephyrocapsa oceanicaについてそのコッコリスの大きさや穴の割合などの形態について走査型電子顕微鏡を用いて観察した。その結果一定条件で培養を続けたある一つの培養株が作成するコッコリスの形態はほぼ一定であることが明らかになった。温度等の様々な条件を変えての培養は、現在まだ十分なデータが得られていないが、コッコリスの形態はそのような条件の変化に相関をもっているもののその変化は小ないことが分かりつつある。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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