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高酸化数の遷移金属イオンを含むシリカガラスの近赤外分光研究

研究課題

研究課題/領域番号 07740531
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 無機化学
研究機関成蹊大学

研究代表者

HERREN Markus  成蹊大学, 工学部, 助手 (10255953)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード近赤外発光 / ゾル-ゲル法 / シリカガラス / 高酸化数 / 遷移金属イオン
研究概要

遷移金属イオンを含むシリカガラス試料の合成において、ゾル-ゲル法、ソノ-ゲル法、およびコロイドシリカ法の3つの異なる方法を検討した。この結果、SiO_2:Cr^<6+>ガラスの場合に発光強度からみてゾル-ゲル法が最も優れた方法であることが確認された。そこで、ゾル-ゲル法による、Cr以外のTi,V,Mnなどのイオン種について、試料合成と分光研究を進めた。このうち、MnとTiは本研究がはじめて報告する物質である。SiO_2:Mnガラスは出発原料がMn(II)Cl_2であろうがMn(VII)_2O_7であろうが、得られた試料の様子は変わらなかった。SiO_2:Tiガラスでは、TiCl_4を出発物質に用いた。ルミネッセンス分光研究において、4.2KでのSio_2:MnよりMn^<7+>イオンの発光をはじめて観測することに成功した。その発光は、570nmを中心とするブロードなスペクトルで、Mn^<2+>による弱い発光が共存していた。SiO_2:Tiの発光は400nm〜800nmの幅広い白色発光であり、T_dもしくはO_h対称場の電子状態にあると考えられる。総じて、本研究より、SiO_2ガラスにおける遷移金属イオンはTi,V,Cr,Mnイオンの閉殻電子構造に起因する^3LMCT遷移がシリーズとして現れることが、発光および励起スペクトルから確認されたことが大きな成果といえる。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Markus Herren, Kenji Yamanaka and Makoto Morita: "Preparation and luminescence of sol-gel silica glasses doped with chromate and vanadate ions" 成蹊大学工学研究報告.

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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