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植物RNAウイルスの増殖に関与する宿主遺伝子TOMlのクローニング

研究課題

研究課題/領域番号 07740607
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 植物生理
研究機関北海道大学

研究代表者

石川 雅之  北海道大学, 農学部, 助教授 (70192482)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードシロイヌナズナ / タバコモザイクウイルス / ウイルス耐性 / TOMl / ポジショナルクローニング
研究概要

シロイヌナズナのtoml変異は、植物プラス鎖RNAウイルスのひとつであるタバコモザイクウイルスの一細胞内での増殖を低レベルに抑制する。我々は、toml変異に対応する野生型遺伝子TOMlのクローン化を目指している。
本年度は、まず、シロイヌナズナ第4染色体上のTOMl座を含む領域を、酵母人工染色体(YAC)ベクターを用いて構築されたシロイヌナズナゲノミックDNAクローン群(コンティグ)でカバーした。TOMl座の存在位置の同定は、toml変異株PD114(エコタイプCol-0由来)と野生型エコタイプLa-0(TOMl/TOMl)の交雑により得られたF2植物を用いたRFLPマッピングにより行なった。コンティグが完成した時点で、マッピングラインの数が数十と少なかったため、TOMl座が存在する可能性のある領域(すなわち、toml/TOMl座に最も近いDNAマーカー間の距離)は、数百kbと広大な領域に及んだ。そこで、TOMl座の位置をより狭い領域に絞り込むために、マッピングラインの数を約800株増やした。さらに、TOMl座近傍に末端を持つYACクローンをもとに挿入DNAの末端付近に特異的なプローブを調製し、より密に分布するRFLPマーカー群を得た。これらのマッピングラインとRFLPマーカーを用いることにより、TOMl座の存在する可能性のある領域は、約150kbに限定された。現在、挿入DNAを植物に導入できるようにデザインされたコスミドベクターを用いて構築されたシロイヌナズナゲノミックDNAライブラリーより、この領域のサブフラグメントを持つクローンを単離し、どこにtoml変異を相補する能力があるか決定する試みを行っている。また、この領域に存在する転写単位の決定も近日中に開始する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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