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無尾両生類アンドロゲン受容体cDNAの単離と構造解析

研究課題

研究課題/領域番号 07740636
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 生物形態・構造
研究機関広島大学

研究代表者

高瀬 稔  広島大学, 理学部, 教務員 (80226779)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード性転換 / 無尾両生類 / テストステロン / アンドロゲン受容体
研究概要

1.本邦産のツチガエル(Rana rugosa)の東広島(広島県)、大子(茨城県)及び浜北(静岡県)の3地方集団を用いて、幼生期のステージI、V及びXに1匹当り100μgのテストステロンプロピオネートを投与し変態完了期に性腺を調べたところ、東広島及び大子集団では全ての処理群で79.2-100%と高率に雄が観察され、浜北集団では42.9-60.9%となり対照群と差はなかった。従って、雄性ホルモン投与により、東広島及び大子集団では雌から雄への性転換が起こり易く、浜北集団では起こり難いことが考えられた。
2.東広島集団の幼生期のステージVに0.01,0.1,1,10,100μgのテストステロンプロピオネートを投与したところ,1μg以上の投与で100%雄が観察された。さらに、東広島及び浜北集団のステージVに10μgのテストステロンプロピオネートまたはエストラジオールベンゾエイトを投与したところ、東広島集団へのテストステロンプロピオネート処理でのみ100%雄が観察される。従って、雄から雌への性転換は雄性ホルモンによって誘導されることが考えられた。
3.東広島集団と浜北集団間の性逆雑種を作り、その幼生期のステージIに100μgのテストステロンプロピオネートを投与したところ、91.4-100%と高率に雄が観察された。従って、ツチガエルでは性転換を抑制するのではなく誘導する機構が存在することが考えられた。
4.成体のアフリカツメガエルよりmRNAを抽出し、すでにクローニングされているヒト、ラット及びマウスの雄性ホルモン受容体cDNAの塩基配列を基に設定したプライマーを用いてRT-PCRを行ったところ約700塩基対のフラグメントが増幅された。現在、そのクローニングを行っている。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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