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原生生物クラミドモナスの光に対する反応を担うタンパクの突然変異体の作成と同定

研究課題

研究課題/領域番号 07740643
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 動物生理・代謝
研究機関東京大学

研究代表者

吉村 建二郎  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (10230806)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードクラモドモナス / 光受容 / 突然変異体 / phototaxis / gene tagging
研究概要

原生生物の一種であるクラミドモナスの光受容機構はフォトン1個を感受できるほど高感度であることが知られている。本研究では、gene taggingによる 突然変異体を作ることによって光受容に関与する蛋白を明らかにすることを目的としている。Gene taggingにより得られた突然変異体をsingle colonyより増やし、photophobic responseの有無により突然変異体をスクリーニングした。およそ2000コロニーに一つの割合で光に反応しない突然変異体が得られた。現在のところ6系統の光に反応しない突然変異体を得ている。光受容電流を測定したところ、その大きさ、時間経過には差があるもののすべての突然変異体で光受容電流が流れた。光受容電流がない突然変異体を得るべく、さらにスクリーニングを進めている。今回得られた突然変異体のうち2系統については光受容電流に引き続いて起こるfiagellar currentを欠いていた。面白いことに、これらはphotophobic responseは示さないもののphototaxisを示した。このことはphototaxisとphotophobic responseが違う情報伝達系を用いていることを示し、この突然変異体はphotophobic responseに特異的に使われるカルシウムチャンネルの突然変異体であることを示唆している。これらはゲノム中にtagが入っているので遺伝子レベルでの解析が可能であり、現在進行中である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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