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RFLPおよびRAPD分析法による栽培イネの祖先の解明

研究課題

研究課題/領域番号 07740662
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 系統・分類
研究機関神戸大学

研究代表者

石井 尊生  神戸大学, 農学部, 助手 (20260648)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード系統進化 / 栽培イネ / 野生イネ / RFLP分析 / RAPD分析 / 核ゲノム / 葉緑体ゲノム / ミトコンドリアゲノム
研究概要

本研究では分子生物的手法を用いて栽培イネの祖先を明らかにすることを試みた。材料は栽培イネを含むAゲノム種より、栽培種2種14系統(O. sativa8系統、O. glaberrima6系統)、栽培イネと同じゲノム構成を持つ野生種2種16系統(O. perennis13系統、O. breviligulata3系統)の、計30系統を用いた、これらよりDNAを抽出し、分子レベルでの変異を検出するため、核、葉緑体、ミトコンドリアの3つのゲノムについてのRFLP分析および全DNAを用いたRAPD分析を行った。さらに、これら4つの分析それぞれについて、各系統間における類緑度を求め系統樹を作成した。まず、核、葉緑体、ミトコンドリアの3つのゲノム間における分化の違いについては、これらはほぼ同調して分化していたが、特に核ゲノムでの分化の程度が他の2つより大きいことが明らかになった。さらに、RFLP分析とRAPD分析の変異の検出頻度について比較したところ、RAPD分析の方がより多くの変異を検出できることがわかった。以上の結果をまとめ、総合的に分子レベルにおける栽培イネと野生イネとの系統関係について調べたところ、Aゲノム種内において、野生種のO. perennisのオセアニア、アフリカおよびアメリカ型が大きく分化しており、栽培種のO. sativaはO. perennisのアジア型と、もう1つの栽培種であるO. glaberrimaは野生種のO. brebiligulataとグループを作ることが明らかになった。これは、栽培種のO. sativaとO. glaberrimaの祖先野生種はそれぞれO. perennisのアジア型とO. breviligulataであることを示唆するものであった。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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