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ゾウリムシ(P.caudatum)の接合型物質の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07740663
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 系統・分類
研究機関山口大学

研究代表者

堀 学  山口大学, 理学部, 助手 (00253138)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワードParamecium / syngen / mating-type
研究概要

真核の単細胞生物であるゾウリムシ(P.caudatum)は、その種の中に性的に隔離された遺伝的種(syngen)が存在し、各syngenは一組の相補的な接合型(Even-,Odd-type)で構成される。
本研究の目的は、標準株がなくともsyngenを同定できる方法(記載できる同定法)を確立する事であり、当該年度は、syngen3のE-mating type(VI)の接合型物質をコードする遺伝子を単離する為に以下のような研究を行った。
I.syngen3のE-typeの強い接合活性を発現している細胞より単離したmRNAとO-typeのlog-とearlystationary-phaseの細胞から単離したmRNAを用いて、Hybrid-subtraction法を行った。そして、7種類のsubtractされたcDNAを得た。
II.これらのcDNAをprobeとしてNothern-blotを行い、syngen3の様々なstrainで接合型特異性、或いはculture age特異性を調べた。その結果、今回得られたcDNAは主にlog-phaseでの発現量が多く、接合型特異性よりもstrain特異性の方が高かった。
III.今回得られたcDNAの塩基配列を決定し、blastを用いてGenBankのdatabaseと相同性検索を行った。その結果、7種の内3つが、既知のADP-ribosyl transferase,hsp10 homologue,ADHと高い相同性を示し、これまで原生動物で単離されていないDNAであった。
本年度に行ったHybrid-subtraction法では、接合型特異的或いは、接合型物質をコードする遺伝子を単離する事ができなかった。しかし、次年度にmRNA differential display法を用いて同様の研究を行う予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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