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実時間型天体スペックル分光システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 07750064
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 応用光学・量子光工学
研究機関理化学研究所

研究代表者

桑村 進  理化学研究所, 光工学研究室, 研究員 (20271538)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード天文光学 / 天体スペックル干渉法 / Shift-And-Add法 / 大気ゆらぎ / 実時間システム / スペックル分光 / Tip-Tilt鏡
研究概要

平成7年度の研究成果は以下の通りである。
1.本実時間システムで使用するTip-Tilt鏡の周波数応答性を測定した。共振周波数は3kHzであった。周波数応答特性は、ステップ入力に対して不足制動であることを示していた。したがって、適当な制動を加えれば、ステップ入力に対して0.2ms以内に応答させることが可能である。すなわち、大気揺らぎの変動周期10msに対して、十分高速な応答が可能である。
2.本システムは、天体スペックル像の最明スペックル位置を追跡する。このとき、スペックル像の検出時における量子ノイズは、最明スペックル位置の同定においてエラーの原因となり、再生像のSN比を低下させる。解決策は、検出されたスペックル像をフィルタリングすることである。本システムでは、この処理を実時間で高速に行う必要があるが、これをディジタル的に行なうには、専用ハードウェアが必要である。そこで、ディジタル的なフィルタリングの代わりに、簡単な光学的フィルタリングを行う方法を提案した。光学的フィルタリングの効果を実験的に検証し、十分満足な効果が得られることがわかった。
3.本システムの光学系部分の設計を行なった。光学系は、市販の光学ベンチを使って一体化された。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 桑村 進 他: "光学処理された天体スペックル像によるShift-And-Add法" レーザー科学研究 No.17. 132-134 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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