• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

ニューラルネットワークを用いた研削砥石寿命評価システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 07750136
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関金沢大学

研究代表者

山田 啓司  金沢大学, 工学部, 助手 (50242532)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード研削加工 / 温度測定
研究概要

本年度は,十分な信頼性を有する寿命評価システム構築のために必要となる,学習データを得ることを主たる目的とした.そのために光ファイバ型輻射温度計を用いて研削加工中の砥粒切れ刃から輻射される赤外線パルスを測定するための装置,砥石表面の摩耗状態を観察するためのプロフィール測定装置を作製した.
研削加工中の砥粒切れ刃から輻射される赤外線パルスを測定し,さらに研削抵抗と砥石表面のプロフィールを測定することから砥石の研削能力を評価した.
上記の計測・観察の結果,砥石が摩滅・摩耗して研削能力の低下が進行する場合と,砥石のバランス狂いやドレッシングが十分に行われていないなどの理由から加工中にびびり発生が起こってしまう場合とでは顕著な差がみられた.
正常な研削能力低下の場合,砥石の砥粒切れ刃は摩耗・欠損して,研削抵抗は上昇してしまう.この際,観察される切れ刃からのパルス波形は,個々の切れ刃の切削能力の低下のために,徐々にパルス数が減少していく.
一方びびりが発生する場合では,当初は正常な研削加工が行われるものの,加工がすすむにつれ研削抵抗にびびりが見られ,パルス波形には砥石の回転周期と等しい間隔でパルスの密・疎のパターンが観察された.
以上のように,砥石が正常に摩滅・摩擦していく経過と,びびりが発生して研削加工を中断する必要がある場合の判定が,光ファイバ型輻射温度計によるパルス波形の観察から十分に行い得ることを確認することができた.今後はパルス波形をニューラルネットワークによってパターン判別する方法について研究を進める.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書

URL: 

公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi