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ナノ3次元座標測定機のためのレーザトラップ非接触プローブに関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750143
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 機械工作・生産工学
研究機関大阪大学

研究代表者

高谷 裕浩  大阪大学, 工学部, 講師 (70243178)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1995年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワードマイクロマシニング / 3次元座標計測 / レーザトラッピング / 光放射圧 / 微小粒子 / 位置検出プローブ / Mirau干渉顕微鏡 / ナノテクノロジー
研究概要

マイクロマシニングによって創成される数10〜数100マイクロメートルの微細加工形状の測定評価法を確立するためには,マイクロメートルオーダの微細形状をナノメートルオーダで計測可能なナノ3次元座標測定機の開発が必要である.
そこで本研究は,ナノ3次元座標測定機の中核技術である位置検出プローブの開発を目的とするものであり,レーザトラッピング技術を応用したレーザトラッピング非接触プローブを提案し,基礎的な現象の解明と基本原理の確立を行うものである.
本年度は,トラッピング力の理論解析に基づいて,高精度干渉顕微鏡と3次元トラッピング光学系を組み合わせた実験装置を構築し,レーザトラッピング非接触プローブの基本特性を調べる実験を行った.当該年度の研究成果をまとめると以下のとおりである.
1.レーザトラッピング力の理論解析
微小球に作用するトラッピング力をレーザ光による放射圧理論に基づいてモデル化し,粒径,レーザパワー密度およびスポット径等の影響を数値解析によって明らかにした.
2.レーザトラッピング非接触プローブ基本光学系の構築と微小粒子の3次元トラッピング実験
数値解析に基づき,Arレーザ光(488nm)を集光して微粒子を捕捉するレーザトラッピング光学系にHe-Neレーザ光(633nm)によるMirau干渉顕微鏡光学系を組み込んだレーザトラッピングプローブ光学系を構築した.さらに,対物レンズ(50×)によって集光された波長488nmのArレーザ光によって液晶素子用のスペ-サシリカ粒子(粒径5μm)を3次元的に捕捉できることを明らかにした.
3.Mirau干渉顕微鏡による微小球の変位計測実験
ピエゾ素子付きのXYZ試料ステージによって粒子をナノメートルオーダで移動させ,その変位量をHe-Neレーザ光によるMirau干渉計によって高精度に計測できることを明らかにした.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 高谷裕浩,塩谷達也,三好隆志: "レーザトラッピングを用いたナノ3DCMMに関する基礎研究(第1報)-レーザトラップ非接触プローブの基本特性-" 1995年度精密工学会秋季大会学術講演会講演論文集(第2分冊). 岡山. 571-572 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 塩谷達也,高谷裕浩,三好隆志: "レーザトラッピングを用いたナノ3次元位置検出プローブに関する研究-プローブの基本特性-" 1996年度精密工学会春季大会学術講演会講演論文集. (発表予定). (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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