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低い共振周波数を有する系のためのサブナノメートルアクティブ除振

研究課題

研究課題/領域番号 07750164
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 設計工学・機械要素・トライボロジー
研究機関長岡技術科学大学

研究代表者

嶋本 篤  長岡技術科学大学, 工学部, 助手 (90226225)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1995年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード除振 / アクティブ除振 / サブナノメートル / ナノインデンテーション / 低共振周波数 / 圧電素子 / フィードバック制御
研究概要

近年,走査プローブ顕微鏡(SPM; Scanning probe microscope)やナノインデンテーション試験機などナノメートル以下の分解能を有する表面解析機器が実用化されているが,その除振は深刻な問題となっている.ナノインデンテーション試験機は,試料より十分に硬い先端の鋭い圧子を試料表面に数nm〜数十nm押し付けた時の圧子の負荷荷重と試料への侵入深さの関係をサブナノメートルの精度で測定し,これから表面の機械的性質を評価する装置であるが,これは一般に可動部の質量が大きいため,除振が極めて困難である.除振が不完全である場合には,圧子が試料と接触するところで圧子と試料が断続的に接触し,この接触圧力によって試料表面に塑性変形を生じさせることになる.
そこで,本研究では,サブナノメートルオーダーの除振を達成するためのアクティブ除振方式を提案した.これは,圧子と試料表面の相対変位をサブナノメートルオーダーの分解能を持つ変位計で計測し,この変位が目標値と等しくなるようにフィードバック制御するものである.これによって,通常の実験室環境で本方式を適用しない場合20nm程度残存していた振動を0.5nm以下に抑えることに成功し,その結果,最大圧子侵入深さ3nmという世界最高性能のナノインデンテーション試験機を開発することができた.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] A.Shimamoto, K.Tanaka, Y.Akiyama and H.Yoshizaki: "Nanoindentation of glass with a tip-truncated Berkovich indenter" To appear in Phil. Mag.

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] A.Shimamoto and K.Tanaka,: "Development of displacement controlled nanoindenter with subnanometer resolution" To be submitted to Rev. Sci. Instrum.

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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