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薄膜センサーによるトラクションドライブ機構の油膜温度・圧力の測定

研究課題

研究課題/領域番号 07750170
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 設計工学・機械要素・トライボロジー
研究機関広島大学

研究代表者

池条 清隆  広島大学, 工学部, 助手 (60222866)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワードトライボロジー / トラクションドライブ / 油膜 / 温度 / 圧力 / 薄膜センサー
研究概要

トラクションドライブは,2個の金属回転体の接触部に潤滑油を供給して接触面に油膜を形成し,両回転体に接線速度差を与えることにより油膜内に発生するせん断力に基づく力を利用して,一方の回転体から他方の回転体へ動力を伝達する装置である。トラクションドライブの小型化,高性能化を図るためには,トラクション係数,および接触部の油膜の温度,圧力などの分布を把握することが重要である。そこで,本研究では二円筒式のトラクションドライブ試験機を用いて,試作した薄膜センサーにより接触部の油膜温度,圧力を測定するとともに,トラクション係数を測定した.そして接触部の油膜温度,圧力とトラクション係数の関係を検討した。その結果に以下のことが得られた
(1)油膜温度はヘルツの接触幅よりもかなり広い範囲で温度上昇がみられた。
(2)油膜の温度上昇はヘルツ接触圧力およびすべり率の増加にともない大きくなる。
(3)油膜の温度上昇はトラクション係数の増加にともない大きくなる傾向を示した。
(4)油膜の圧力波形は温度波形と異なり,ヘルツの接触幅に近い範囲で圧力変化がみられた。
(5)油膜圧力は,本実験の回転数の範囲では,回転速度の増加とともに大きくなる傾向を示した。
なお,本年度は1種類の潤滑油でしか温度,圧力を測定できなかったが,平成8年度では本年度購入した数種類の潤滑油でも測定を行う予定である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 永村 和照: "トラクションドライブの油膜温度・圧力とトラクション特性" 日本機会学会講演論文集. 95-10(IV). 260-261 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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