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障害波除去用変圧器の最適設計方法確立に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750305
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電力工学・電気機器工学
研究機関東北大学

研究代表者

家名田 敏昭  東北大学, 工学部, 助手 (40250691)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード変圧器 / 電気的ノイズ / ノイズ減衰 / 電磁波障害 / 電磁整合性
研究概要

方向性ケイ素鋼板を積層したC形カットコアを磁心に用いた障害波除去用変圧器を試作した.実験では,ノイズシミュレータ(雑音許容度試験機)により商用正弦波電圧にパルス状のサージノイズを重畳し,これを試作障害波除去用変圧器に印加した場合のノイズ減衰特性,ならびに,正弦波電圧を印加した場合のノイズ減衰量の周波数特性の測定を行った.また,変圧器に遮蔽を施した場合の特性についても検討を加えた.
パルス応答特性の結果より,ノイズ減衰量は入力パルス電圧の大きさに依存しないことが明らかになった.また,ノイズ減衰量の周波数特性から,(1)ノーマルモードノイズは変圧器のインダクタンスと漂遊容量とで形成されるフィルタにより除去されること,(2)変圧器にコンデンサを付加した場合には,ノーマルモードノイズに対する除去効果が現れ始める周波数が低周波側に推移すること,(3)コモンモードノイズは巻線間の分布容量を介して伝搬するが,対地容量等の漂遊容量との兼ね合いで伝搬する量が変化すること等が明らかになった.
本研究において,ほぼ所期の成果を得ることはできたが,今後,等価回路に基づき,回路定数の周波数特性を考慮したノイズ減衰特性の算定,回路定数の最適値等について検討する必要があると思われる.
なお,本研究の成果は,平成7年度電気関係学会東北支部連合大会(講演番号 1B10),第19回日本応用磁気学会学術講演会(講演番号 25aB-6),電気学会マグネティックス研究会(資料番号 MAG-95-110)において発表し,平成8年電気学会全国大会(講演番号 517),International Magnetic Confernce 96(講演番号 HS-6)にて発表予定である.

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 家名田敏昭: "カットコアで構成した障害波除去用変圧器の周波数特性" 電気学会マグネティックス研究会資料. MAG-95-110. 11-17 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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