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量子効率1を越える電界放出微小エミッタ型超高感度光電面に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750385
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 電子デバイス・機器工学
研究機関静岡大学

研究代表者

澤田 和明  静岡大学, 電子工学研究所, 助手 (40235461)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードフィールドエミッタ / アバランシェ増倍 / pn接合 / 光電面 / 電界放出微小エミッタ
研究概要

まず動作原理を確認するために、真空チャンバー内にn型シリコンエミッタアレイを配置し、それと外部のフォトダイオードを直列に接続してエミッタからのエミッション電流の測定を行った。このとき、光はフォトダイオードに照射した。この実験で使用したn型エミッタは、1.5mm角内に6μm間隔で約6万個のエミッタをアレイ状に配置したものである。フォトダイオードに照射する光量を変化させながらエミッション電流の変化を測定したところ,光量の増加によりエミッション電流がほぼ直線的に増加することがわかった。またアノード電圧が500Vの時、実効的な量子効率が1以上となることが確認できた。これは、フォトダイオードとして使用したpn接合で光が吸収され、そこで生成した電子がそこに存在する強電界によりアバランシェ増倍(雪崩増倍)が生じたためだと考えれれる。これにより入射した光子1個が、5個程度の放出電子に変換されたことを意味している。これらの結果から量子効率1を越える電界放出微小エミッタ型超高感度光電面の製作の可能性が確認できた。中心波長680nmのLEDを用いて光応答測定を行った。その結果、電流の立ち上がり、立ち下がりともに約10ms程度であることがわかった。この応答の遅れは、空乏層容量と電子ビームの抵抗により定まる時定数によると考えれれた。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 村松暢久: "電界放出型微小エミッタを用いた光検出" 1995年テレビジョン学会年次大会講演予稿集. 71-72 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 澤田和明: "電界放出型微少エミッタを用いた高感度光電面" 第56回応用物理学会学術講演会. 29p-ZT-6 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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