研究課題/領域番号 |
07750400
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研究種目 |
奨励研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
情報通信工学
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
羽渕 裕真 茨城大学, 工学部, 助手 (90241744)
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研究期間 (年度) |
1995
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研究課題ステータス |
完了 (1995年度)
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配分額 *注記 |
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | M-ary直交変調方式 / 陪直交変調方式 / スペクトル拡散通信方式 / 競合計数器方式 / アダマ-ル行列 / シャノンリミット / 同期捕捉時間特性 / 同期保持時間特性 |
研究概要 |
本研究の目的は、M-aryスペクトル拡散(M-ary/SS)通信方式の同期方式および同期特性を考慮した性能について検討することである。特に、本申請人が考案した「アダマ-ル行列とPCM方式の競合計数器方式を用いた同期方式」について性能を明らかにする。本研究は4つの検討段階から構成されている。それは、(1)基礎的検討段階、(2)理論解析による性能検討段階、(3)計算機シミュレーションによる性能検討段階、(4)総合検討段階である。本年度は検討段階(1)を踏まえ、検討段階(3)まで検討した。その結果、以下のことが明らかになった。 ・従来のM-ary/SS通信の同期方式について調査した。同期方式は、同期用の特別な信号を用いる方式と情報信号そのものから同期信号を抽出する方式に大別できることが分かった。 ・1つのシフトレジスタと3つのカウンタのみで本方式が構成できることが分かった。 ・競合計数器を構成する2つのカウンタの段数の組合せにより、同期保持時間特性と同期捕捉時間特性が変化することが明らかになった。その結果、競合計数器の2つのカウンタの段数の差を増大することに伴い、同期保持時間特性は単調増加し、同期捕捉時間特性には極小値が存在することが分かった。例えば、フレーム長が32[chip]の場合には、同期捕捉時間特性は競合計数器の2つのカウンタの段数が10[stage]と18[stage]で極小値となる。 ・同期保持時間特性と同期捕捉時間特性を考慮した誤り率特性を導出した。その結果、競合計数器の2つのカウンタの段数の差を増大することにより同期保持時間が増大し、誤り率特性が完全に同期がとれた場合の特性に近づくことが分かった。 今後の課題として、本方式の最適化の検討、チップ同期に関する検討、多元接続を行った場合の検討、などがあげられる。
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