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零スペクトル制約の通信路容量に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750419
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 情報通信工学
研究機関三重大学

研究代表者

鎌部 浩  三重大学, 工学部, 講師 (80169614)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
800千円 (直接経費: 800千円)
1995年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
キーワード零スペクトル制約 / 既約部分グラフ / 通信路容量 / 有限状態符号器 / 標準グラフ
研究概要

2次の零スペクトル制約を満たす記号列を生成するラベル付き有向グラフの既約部分グラフを特定し,その容量の数値計算を行った.以下にその結果の概要を述べる.
nとkを互いに素な正整数とし,f=k/nとおく.まず,2以上のnに対して2次の零スペクトル制約の標準グラフも,1次の例スペクトル制約標準グラフと同様に,いくつかの既約部分グラフに分離していることを示した.次に既約部分グラフを分類するための基本的性質として,(1)既約部分グラフの中の状態が必ず含んでいる状態の集合,2つの状態が同じ既約部分グラフの状態であるための必要十分条件を導き出した.この結果を用いて,次の結果を得た.
n=2の場合には,周波数fにおける2次の零スペクトル制約の標準グラフは2つの既約部分グラフを含んでいることを示した.さらに,その既約部分グラフの容量を,そのグラフに含まれる有限有向グラフのサイズをパラメータとして数値計算によって求めた.n【greater than or equal】3であれば周波数fにおける零スペクトル制約のための標準グラフの既約部分グラフの数は,高々6^ρ^<(n)>でることを示した.ここでρ(6)はnのオイラー数である.n=3の場合の規約部分グラフの容量については,上記の結果を利用して既約部分グラフを特定しようとしている段階である

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] H. Kamabe: "The Structure of Canonical Graphs for Second Order Spectral Null Constraints" Reesarch Reports of the Faculty of Engineering Mie University. 20. 51-62 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書
  • [文献書誌] 鎌部浩: "2次の零スペクトル制約の標準グラフの既約部分グラフとその容量" 第18回情報理論とその応用シンポジウム予稿集. 353-356 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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