本研究では、連続メディアとして現在のコンピュータが取り扱い易い文字放送を取り上げ、文字放送のソースのモデル化と、連続メディアとして取り扱える環境を構築した。この研究の第一ステップとして、文字放送から連続して得られるデータを、記事という意味的な単位として自動的に分割し、それをIPマルチキャストを経由して提供するサーバを開発した。この研究成果については、実際にシステムの開発を行った修士課程の学生によって、本学の修士学位論文として報告されたが、外部では報告を行っておらず、現在その準備を進めている。第二ステップとして、外部ソースに対する参照をMIMEによって規定することが必要であが、1995年中のMIMEの拡張によって、任意の外部ソースに対する参照方式が定義された。そこで、そのUAとして本学で開発されたMewを拡張し、その動作を確認した。
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