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人工現実感システムにおける仮想人間の構成と評価の研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750478
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関東京大学

研究代表者

柳田 康幸  東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (70230266)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
900千円 (直接経費: 900千円)
1995年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワード人工現実感 / テレイグジスタンス / 仮想環境 / 自己投射性
研究概要

仮想環境における自然な作業を実現するには、仮想環境自体が自然な3次元空間を構成していることに加えて、実時間性、操作する人間の環境への自己投射性が要求される。自己投射性は、仮想空間の中に実際に自分自身が存在している感覚を与えることであり、仮想空間における臨場感を与えるための重要な要素である。本研究では、この自己投射性を自然な形で実現するための研究を、「仮想空間へのテレイグジスタンス」という観点から行った。すなわち、仮想空間中に操作者自身のコピーたる仮想的な人間を存在させ、操作者はその仮想人間の中に入り込むことにより自己投射性を実現する。これを行うためには、操作者のモデルを仮想環境中に構築して運動を実時間で計測し、計測結果をモデルに反映すると共に適切な提示を行なう必要がある。
本研究では、仮想空間に操作者のコピーである仮想人間を存在させるため、操作者の基本的な骨格構造(スケルトン)を用意した。次に、異なる視点から操作者の姿を撮影して画像として取り込み、それぞれの画像上の点を対応させて三次元空間内位置の推定を行い、推定された各点の位置からスケルトンの各部分の長さを算出することにより、パラメータの同定を行なった。こうしてそれぞれの個人に応じて体格のパラメータを同定して、同定されたパラメータを用いて人間のモデルを仮想環境内に構築することにより、操作者と等しい体格を持つ仮想人間が環境内に構築されることが示された。
また、以上の内容を実行するため、画像入力システムを構成し、人間の運動学パラメータを同定するためのソフトウェアを研究開発して、システムの構築を行った。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Y. Yanagida and S. Tachi: "Tele-existence Through Video" Proceedings of IMAGINA'96. 124-129 (1996)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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