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3次元多重解像度表現からの特徴量獲得に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 07750491
研究種目

奨励研究(A)

配分区分補助金
研究分野 計測・制御工学
研究機関名古屋工業大学

研究代表者

松尾 啓志  名古屋工業大学, 工学部, 講師 (00219396)

研究期間 (年度) 1995
研究課題ステータス 完了 (1995年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1995年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
キーワード多重解像度表現 / 3次元多重解像度表現 / 3次元物体認識 / 正則化モデル / アクティブバルーンモデル
研究概要

本研究では、我々が提案しているアクティブバルーンモデルの正則化過程に新しい拘束条件を加える事により、スケールスペース上での単調性を有し、マッチングのための構造木を生成可能な新しい3次元特徴量の獲得に関する研究を行った。得られた成果は次の2つに分類される。
・1.(単調性を有する特徴量の生成)アクティブバルーンモデルを拘束条件なしに3次元形状に作用させると、初期形状である球から、徐々に変形しながら最終的には作用させた3次元形状に一致した形状となる。この途中過程の形状は解像度の異なった多重解像度の表現と見なすことができる。つまりアクティブバルーンモデルの構造を決定する接点数(平面数)を、モデルの収縮に応じて変化させることにより、単調性を保証する特徴量を抽出できることを示した。
・2.(内部・外部エネルギの制御による収縮過程の安定化)アクティブバルーンモデルを収縮させる外部エネルギとして作用する空間ポテンシャルを、低解像度においてはなだらかな変化を、高解像度になる従って、急激なポテンシャル変化を発生させることをおこなう。これによりモデルの各接点での移動が、低解像度では物体の大局的構造に、高解像度では局所的構造に依存することにより、物体の姿勢、形状変化に左右されない安定した多重解像度表現を得ることが可能となった。さらに内部エネルギの外部エネルギに対する影響も、解像度が高くなるにつれて相対的に小さくすることにより、モデル変形の自由度を上げ、高解像度表現においてはより正確な表現を行うことが可能となった。
本研究の初期段階の結果では、すでに3次元画像工学カンファレンス95で発表を行ったが、本研究の重要な特徴である(2)を追加した実験は、現在実験データの詳細な解析を行っている途中であり、まとまり次第電子通信学会論文誌に投稿する予定である。

報告書

(1件)
  • 1995 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 舩橋淳一郎,松尾啓志,岩田彰: "アダプティブスケールMEGIを用いた3次元物体の認識" 3次元画像カンファレンス'95講演論文集. 214-219 (1995)

    • 関連する報告書
      1995 実績報告書

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公開日: 1995-04-01   更新日: 2016-04-21  

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